資金調達の手段として待ちに待った形に萌芽が見え始めている。世界的な流れに乗ったともいえる株式増資型クラウドファンディングがそれだ。先鞭をつけたのがSEEDRS(www.seedrs.com)だろう。すでに数百万ドルの増資に成功した企業が続出している。一部のベンチャーキャピタルやプライベートエクイティのみしか知りえなかった情報がオープンに開示され投資チャンスが出てきていることは投資家にとっても資金調達企業にとっても、大きなチャンスが目の前に転がりだした状況といえるだろう。Crowdcube(www.crowdcube.com)などの同様のビジネスも今後多く出てくることになるだろう。
日本においても、老舗のreadyforやcampfireのみならず、サイバーエージェント系のmakuakeなどもこのような流れに追随
するものと思われる。投資型で言えばすでにクラウドクレジット(www.crowdcredit.jp)が登場しているし、FUNDINNO(lp.fundinno.com)などの株式投資型でも成功事例が出始めている。地方創生プロジェクトと連携するFAAVO(faavo.jp/projects/by/push)なども注目を集めることになるだろう。