米国では銀行設立(買収)のチャンスは、多くあります。
しかし、米政府はテロ資金に対する規制が大変厳しく、また2008年のリーマンショックの影響から金融機関への監視を強化していますが、米国の銀行は米国政府から厚い保護を受けているのも事実で、自分の銀行を米国に設立することは、やはり魅力的です。
米国の金融機関監視強化の流れの一環として1930年代以降初めて金融規制の抜本的見直しがなされ、2010年の7月22日に新法案が制定されました。
この法案では、政府権限が拡大され大手金融機関の監督を強化する一方で、投資家の保護も強化されています。
そして、早くも7月26日には、この新法案に基づきプライベートエクイティのアポロが新銀行を設立する話がロイター通信から流されました。
プライベートエクイティとは、未公開株や不動産に対して投資し収益力を高めた上で上場させるか他に売却する投資家のことです。
プライベートエクイティが行っている投資ファンドを「PEF」(プライベートエクイティファンド)といい、PEFの資金は機関投資家などから集めます。
米国のカーライルグループなどが有名です。
銀行設立を目指す方には、ファンド運営者の方も多く、そういう投資家にとって米国での銀行設立は今がチャンスかもしれません。
リーマンショック後、「100年に一度の大不況」と言われていますが、逆に考えればリーマンショックから2年たった現在、これから「97年間」は同規模の大不況は来ないということです。
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