銀行がIPOする中国
中国は政治的には社会主義国ですが、2001年にWTO(世界貿易機関)に加盟し経済的には資本主義を標榜して経済力を強めてきました。しかし、国内銀行は国営であり、外資の銀行は国営ではないため人民元が扱えなかったり銀行のATMカードが発行されなかったりします。
中国の中でも経済特区である上海では、HSBC上海のATMカードが発行されていますが、上海でも数年前までは許可されていませんでした。
銀行設立のステップとして一般的な手順は、企業が自社株の新規公開・新規上場(IPO:Initial Public Offering)をしてから銀行設立という流れを以前に説明しましたが、中国では、既存の銀行が香港でIPOするという逆の流れが流行っています。
例えば、2006年に中国銀行が香港でIPOを行い話題になりましたが、最近では中国農業銀行がIPOを行い日本でも公募が行われました。資本主義を標榜すると言っても、政治的には社会主義国なので、中国本土では体制が整っていないため国営銀行が香港でIPOするのです。
香港では毎月5〜6社の上場企業が誕生しています。中国農業銀行のIPOのような大きなIPOであれば日本から公募に参加する可能性もありますが、これらの上場企業に日本から投資するのは極めて難しいのが現状です。
当サイトでは、香港で中国の銀行のIPOに投資したい個人投資家をサポートしています。IPOと銀行設立には密接な関係がありますから、将来的にオフショアで銀行設立を考えている投資家の方には、香港で銀行のIPOに投資することで、将来的に自分が銀行設立する際の参考になります。
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銀行がIPOする-中国の例
中国では、国内銀行は国営です。外資銀行は国営ではないので、銀行によっては、人民元が使えなかったり、ATMカードは発行できなかったりします。(今は、HSBC上海のATMカードはあるのですが、数年前までは政府の指導の関係上、ATMカードはなかった)
以前の記事で、企業がIPOして次のステップが銀行設立 という話をしましたが、中国では、この現象とは逆の現象が起きており、“既存の中国国内の銀行が香港でIPOする”ということが流行っています。
これに関しては、2006年6月1日にIPOした中国銀行も話題になりました。
最近では、中国農業銀行のIPOです。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0729&f=business_0729_049.shtml
中国は、政治的には社会主義国で、経済的には、資本主義。IPOに関しては、中国本土では体制がまだ整っていないので、中国の既存の国営銀行が香港でIPOするのです。
この例にあるように、IPOと銀行設立とは大きな関係があるのです。
もし香港で中国の銀行のIPOに投資したい方がいらっしゃるなら、弊社を使うことにより、日本人であることが不利にならないように投資することが可能です。
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リーマンショックで、銀行設立の状況が劇的に変化したのは事実ですが、弊社ではその変化に対応し、ポスト・リーマンショックの銀行設立を提唱しております。
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