富裕層からだけではない、エメラダという新しい資金調達方法

近年は日本国内でも株式投資型のクラウドファンディングが複数登場し、個人であっても、ベンチャー企業に投資することの可能な時代が到来している。
一昔前は、ベンチャー企業への投資といえば、ベンチャーへの出資に特化した投資ファンドであるベンチャーキャピタルや、富裕層が創業まもない企業に出資するエンジェル投資家に限られたものだったものが身近になっている。

その中でも特異な事業モデルで注目を集めているのが、エメラダだ。
エメラダが他のクラウドファンディングと異なるのは、投資家に与えられるのが株式ではなく、新株予約権であるという点。さらにベンチャーキャピタル等から既に投資を受けている企業に限定されている点にある。ベンチャーキャピタルが既に投資を行っている企業に限定することで、未上場会社であっても成長性に対し一定の信頼性を担保することができる。

申し込みは1口=7万円で、投資家は最大49万円(7口)投資できる。投資家にとっての主な換金手段は、発行体がIPO(新規株式公開)した後の新株予約権の行使と株式の売却、もしくは、発行体がM&Aされた際の新株予約権の売却という2つ。新株予約権の権利は取得してから10年後に消滅するが、最後の1ヵ月間は権利行使が可能になる。投資家にとっては、無事に上場を果たせば、大きなキャピタルゲイン(値上がり益)が見込める点がメリットとなるが、実際に上場できるベンチャーは10~20%程度とされている。その意味では、ハイリスク・ハイリターンな投資といえる。

発行元としては不特定多数から出資を受けるため、スピーディーに資金を調達できたり、意思決定権を持つ株主が増えないというメリットがある。検討から募集開始までは1ヵ月前後で、新たに株主が増えて意見を調整するという手間が発生しないため、ベンチャーにとっては有効な資金調達手段といえる。

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