スタートアップへの投資に関心が高い富裕層投資家が注目するロシアのスタートアップエコシステム「スコルコボ」

写真:© Pavel Cheskidov / Shutterstock.com

ロシアといえば、日本では北方領土問題やフィギュアスケートなどを連想する方が多いのではないだろうか。しかし、近年ロシアではスタートアップが活況を見せている。

モスクワ郊外に位置するスコルコボは、ロシア政府主導で広大なイノベーション都市として発展させようとしている場所だ。この中にある「スコルコボイノベーションセンター」というインキュベーション施設には、2017年時点で約1,800ものスタートアップが入っている。スタートアップ以外にも、ベンチャーキャピタルや投資家、国内外の大手企業の研究施設、スコルコボ科学技術大学という教育機関、最先端医療を研究する病院などが集まっている。まさに人と金と技術が集積する場所となっていて、ロシア版シリコンバレーと呼ばれることもある。

スタートアップが増えているのはスコルコボだけではない。モスクワ周辺ではシェアサイクルサービスを提供する「Velobike」が、無人自転車ステーションを380か所、シェアサイクル合計2,600台以上(2017年時点)と大きく事業を拡大させている。

革新的な技術や新しい商品が生まれるには、このような有望なスタートアップが育つ環境が不可欠だ。当社でも、スタートアップ企業向け資金調達、ブランディング事業推進アクセラレーションプログラム「R Combinator」を独自に実施しているが、世界と対等に勝負できるスタートアップの育成にはスコルコボのような一大スタートアップエコシステムが必要だろうと考えている。

「R Combinator」についての詳細を知りたいスタートアップの方がおりましたら、下記よりお問い合わせください。

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