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ロシアといえば、日本では北方領土問題やフィギュアスケートなどを連想する方が多いのではないだろうか。しかし、近年ロシアではスタートアップが活況を見せている。
モスクワ郊外に位置するスコルコボは、ロシア政府主導で広大なイノベーション都市として発展させようとしている場所だ。この中にある「スコルコボイノベーションセンター」というインキュベーション施設には、2017年時点で約1,800ものスタートアップが入っている。スタートアップ以外にも、ベンチャーキャピタルや投資家、国内外の大手企業の研究施設、スコルコボ科学技術大学という教育機関、最先端医療を研究する病院などが集まっている。まさに人と金と技術が集積する場所となっていて、ロシア版シリコンバレーと呼ばれることもある。
スタートアップが増えているのはスコルコボだけではない。モスクワ周辺ではシェアサイクルサービスを提供する「Velobike」が、無人自転車ステーションを380か所、シェアサイクル合計2,600台以上(2017年時点)と大きく事業を拡大させている。
革新的な技術や新しい商品が生まれるには、このような有望なスタートアップが育つ環境が不可欠だ。当社でも、スタートアップ企業向け資金調達、ブランディング事業推進アクセラレーションプログラム「R Combinator」を独自に実施しているが、世界と対等に勝負できるスタートアップの育成にはスコルコボのような一大スタートアップエコシステムが必要だろうと考えている。
「R Combinator」についての詳細を知りたいスタートアップの方がおりましたら、下記よりお問い合わせください。