写真:©David Slotnick/Business Insider
スイスの航空機メーカー、ピラタス・エアクラフト社が初のプライベートジェット「PC-24」の納入を開始した。ジェット機の性能とプロペラ機の使い勝手の良さを兼ね備えており、短い距離での離着陸が可能なほか、草地や砂利、土など未舗装の滑走路でも利用できる。価格は890万ドル(約10億円)だという。
プライベートジェットの所有には、時間やエネルギー、資金などの莫大な投資が必要となるが、PlaneSense社は共同オーナー制度を提唱している。共同オーナー制度とは航空機を完全に所有し、メンテナンスやオペレーション、人員の手配、ライセンスの取得などを行う代わりに、企業が運航する航空機を使用する権利を購入するというもので、必要となる経費は毎月の維持費と、搭乗した時間分の使用料のみ。燃料費とスタッフの人件費は含まれている。複数の機体で運航しているため、メンテナンスやパイロットの不在などによる欠航はなく、自分の航空機を所有していることと変わらないのが利点だ。
PlaneSenseの設立は40機以上の航空機を所有し、平均機齢は5年以下。頻繁に新たな機体を購入し、古くなった機体は中古市場で販売、常に最新の機体を揃えていく。同社は最近までプロペラ機が中心だったが2018年2月、PC-24を購入し、1号機が納入された。高速なWi-Fi環境を備えた機内は驚くほど快適で素晴らしい。
日本国内にも同様のサービスが参入すると、プライベート市場は活況となるが受け入れ側の整備が整っていない現状がネックだ。
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