南米1

http://blog.finetik.com/2009/08/02/how-latin-american-banks-are-performing-well-in-the-crisis/

の訳は以下。

いまの不況下でも、成長を続けるラテンアメリカの銀行

ラテン・アメリカの国々の経済も、世界的な銀行の資本不足と仕事不足の影響を受けてはいますが、他の国々と比べては、ダメージは小さいです。銀行の規制に国際スタンダードを導入したこと、そして1980年代のラテンアメリカにおける金融危機のあと、保守的な戦略(銀行経営戦略)に徹してきたからです。なので、マッキンゼーの調査によると、ラジル、メキシコ、そしてコロンビアの銀行セクターは、今でも利益を上げていて、資本も十分にあります。

世界経済の成長の鈍化は、ラテンアメリカの銀行に少なからず影響受けたのですが、ラテンアメリカの銀行は、利益を上げ続け。そして資本も十分にあるのです。

ラテンアメリカの銀行は、世界的な信用危機にもはら影響を受けてはいません。実際、世界的な信用危機は、ラテンアメリカも銀行にほんの少しの影響しかもたらさず、それは、ラテンアメリカの銀行が、米国や欧州の抵当ベースの株には少ししか投資しなかったからです。今でも輸出と商品価格に頼るラテンアメリカの経済は、欧州と米国の消費者の購買と、工業製品の生産の下落に影響を受け、不況ではあります。貸し出し金利は下がり、無利息のローンが増え、そして、益率は下がっています。

しかしながら、マッキンゼーのブラジル、メキシコ、そしてコロンビアの銀行セクターの分析によると、(それらの国々の)資本主義化、資本の流動性の向上、が力強くはじまり、銀行の資本は、その国々にその利益を生み、また銀行の資本主義化を進行させます。南米(ブラジル、メキシコ、コロンビア)の銀行では、世界金融危機の前、海外で証券化された資産は、銀行全体の資産のうち、0-5パーセントでした、南米(ブラジル、メキシコ、コロンビア)の銀行の国内発行の証券化された資産は、米国や英国に比べて少ないものでした、なので、結果として、ラテンアメリカでは、急激に下落した、海外(米国や英国)の証券化された資本の資産価値が下がっても、悪い影響が少なかったのです。

資料:マッキンゼー 2009年7月31日

How Latin American banks are performing well in the crisis

世界の主要な経済機関からの需要と資本が国際的に下方転換したことによる金融危機の影響をラテンアメリカの国々の経済も感じています。

しかしながら、ラテンアメリカの銀行への金融危機の衝撃は、他の地域より直接的ではありませんでした。その理由の一つととして、ラテンアメリカの銀行は1980年代から90年代にかけて起こったラテンアメリカ地域の金融危機の後、保守的な戦略を取り国際標準の銀行規制を実施してきたことがあげられます。

マッキンゼーは、ブラジル、メキシコ及びコロンビアの銀行部門について、十分に利益を出し、資本状況も良いと分析しています。

景気後退は間接的にラテンアメリカの銀行に影響しましたが、十分に利益をあげ資本も十分にあると思われます。

ラテンアメリカの銀行は、世界的な信用危機の影響も受けていません。ラテンアメリカの銀行は、米国やヨーロッパの抵当ベースの証券への投資を制限していたため、信用危機に対して直接的な打撃は小さく済みました。

それでも、個人消費や工業製品が欧米志向になってから、輸出への高い依存度と物価がラテンアメリカ経済を不況へと後押ししました。結果として貸出金利は下がり始め、無利息ローンは増加し、利益率は下がりました。

それにも関らず、マッキンゼーの分析ではブラジル、メキシコそしてコロンビアの銀行部門の分析では、初期資本に強さ、流動性があり、利益を生みだす十分な資本があるとしています。金融危機の以前、ブラジル、メキシコ、コロンビアの銀行の総資産のうち海外証券化されている資産の占める割合は0−5%に変化しました。そして、国内で発行している証券は、米国及び英国で発行されている証券より遥かに少なかったのです。

その結果として、これらの証券化された資産の価値が急激に下落したときに、ラテンアメリカの銀行は、どちらかと言えば無傷であったのです。

資料:マッキンゼー・リポート 2009年7月31日

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