トヨタマリンのPONAMの代名詞とも言えるアルミハル。
ちなみにハルとは船底の部位を指す言葉です。
PONAMに使用されているのは、アルミ合金の中でも特に高い強度を誇る「A5083」。
このすぐれた素材を使用することで、波からの衝撃や振動、ノイズをいち早く吸収し、PONAMの快適なクルージングを実現しています。
とはいえ、なかなか専門的な言葉ではわかりにくいかもしれません。
そこで、より直感的にアルミハルのすごさがわかるものをご紹介したいと思います。
次の写真を見てください。
これは、3月6日~9日の4日間、パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナで開催された「JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW 2014」で、トヨタマリンのブースに設置されていたちょっとした実験装置です。
写真手前のホワイトがFRPという繊維強化プラスチック。
奥のシルバーがアルミです。
黄色いロープの輪の中にはビーズが置かれています。
さて、この2つをハンマーで叩いてみるとどうなるでしょうか。
FRPに置かれたビーズが大きく跳ねて黄色い輪から外れたり床に落ちたりするのに対し、アルミの方はほとんど跳ねることがなく輪から外れることも少ないという結果になります。
つまり、それだけアルミの方がより衝撃を吸収しているということを意味しています。
「JAPAN INTERNATIONAL BOAT SHOW 2014」を訪れた方の中には、実際に体験された方もいらっしゃるかもしれません。
とてもシンプルな実験装置ですが、ハンマーを波に、ビーズをPONAMに乗っている自分に置き換えてみてください。
いかがでしょう。
波が船体にあたったときに、乗っている私たちに衝撃が伝わりにくいということがわかると思います。
実際、当サイトでも告知している試乗会でPONAMに乗られた方の多くが、「他のクルーザーより揺れが少ない」や「想像していたより揺れない」という感想を語っています。