オフショア銀行

銀行を設立する場合、オンショアで設立するよりも実はオフショアの設立の方が簡単であることは余り知られていないかも知れません。

「オフショア」「オンショア」という言葉に馴染みのない方もいるかもしれませんので、簡単に説明すると、金融用語で「オフショア」とは「タックスヘブン(租税回避地)」とほぼ同義だと思って下さい。「オンショア」は、本来の意味では「オフショア」の対義語ですが、金融用語では、「オフショア」に準じる租税回避地の意味です。

タックスヘブンとしては、英国のマン島やケイマン諸島、モナコ公国など多くありますが、これらの国や地域に資産を動かす最大の理由は、「節税」のためではなく「資産保護」のためです。

オフショアへ資産を動かす場合、オフショアのプライベート・バンクに資産を預けて運用させることは、良く知られた手法でしたが、国際金融上の規制が厳しくなり、いわゆる「秘密口座」を個人で持つことができなくなり、国際送金の際にも匿名送金が出来なくなりました。

しかし、オフショア銀行を設立すれば、従来と同じように資産を守ることが可能になります。

自分の銀行を通じて事業への資金を借り入れることができます。また、その借入をスムーズに進めることも、預金を集めることもできます。国内の銀行よりも自分の銀行で安全に資産運用が可能になります。

オフショア銀行を持つことによって、投資事業に資金を集めることが容易になります。オンショア銀行では禁止されている証券の買取といった事業も可能ですし、銀行の所有者の名義を隠すこともできます。自国以外にある自分が所有する銀行で行うビジネスは、より秘匿性を確保でき安全に行うことができます。

また、オフショア銀行の利益には、当然のことながら税金は掛かりませんし、源泉所得税の処理もより簡単に済みます。

更に最も注目すべきことは、オフショア地域では、資格のある申請人に銀行ライセンスを与える権限があるのです。オンショア地域よりもオフショア地域の方が、銀行設立が容易なのは、このためです。

銀行設立に適したオフショア地域やオフショア銀行設立に関心を持たれた方は、こちらからお気軽にお問い合わせ下さい。

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