FashionとTechnologyの交差点を創る

株式会社ヴェルト (VELDT Inc.)
代表取締役 CEO 野々上仁氏。
1968年生まれ。
京都大学経済学部を92年に卒業後、
三菱化成(現・三菱化学)光ディスク営業を担当。
MDの透明ケースの発案者でもある。
ネットワークコンピューティングと出会い、
96年サン・マイクロシステムズに入社し、
同社の顔として活躍。
2010年のオラクルによる買収後は執行役員を務めた。
12年に独立し、株式会社ヴェルトを設立。

ファッションとテクノロジーの交差点がスマートウォッチ産業で開花する日も近い
「スマートウォッチとはいえ、時計としての質感を重視しています。ヨーロッパに代表されるクラフトマンシップとアメリカに代表されるテクノロジー、その2つの異なる事業環境を融合させる上で、日本は素晴らしい環境だと思うんです。」と野々上氏。

自身が雑誌のモデルを務めるなど、一見型破りな事業に見えるヴェルド。
しかしながらそのコンセプトが言うは単純にして、成すは難解だった世界観をシンプルに言い当てています。

確かに、より薄型にとテックニーズの高いアメリカと時計作りを職人技とみなすヨーロッパのまったく異なる思考回路は、スマートウォッチ産業に孕むビジネスリスクになりえます。

この2つを融合させることが目下のヴェルドの狙いです。

「コンセプチュアルであることは、我々のレーゾンデートルとなっています。不眠解消に向けたウェアラブルなど社会問題の解決にも役立つコンセプトを打ち出す予定もあります」と野々上氏。

様々な先見的なコンセプトをひっさげて、来年からはバーゼルフェアにも参加予定だと言います。
ファッションとテクノロジーの交差点がスマートウォッチ産業で開花する日も近いと言えます。
ソニー時代に取り組んだ経験を持つ元ソニー会長の出井伸之氏がアクセラレーターのひとりというのも頷けます。

関連記事一覧

  1. 「必要とされる存在」になるためのパーソナルブランド

  2. ジャパントリップレポート

  3. ビジネスオーナーが入手すべき政府の政策と富裕層マーケティング(経済産業省事例)

  4. 二代目経営者のジレンマ

  5. 911

  6. ヤンマー、本格派フィッシングを好む富裕層向けクルーザー続々登場