デザインが悪い | 3.4 % |
マリーナなどのインフラが不十分 | 15.6 % |
クルーザーを利用する環境が少ない | 17.6 % |
維持費が高い | 23.9 % |
メンテナンス・ケアが面倒 | 21.0 % |
初夏から秋にしか乗れない | 9.8 % |
その他 | 8.8 % |
合計 | 100.0 % |
クルーザーの購入をためらう理由はなんだろう。アンケート結果から見えてきたのはクルーザーそのものの問題ではなく、むしろクルーザーを取り巻く環境だ。
回答の中で多かったのは「維持費が高い」約24%、「メンテナンス・ケアが面倒」約20%、「クルーザーを利用する環境が少ない」約18%、「マリーナなどのインフラが不十分」約15%。つまり、多くの人がクルーザーの維持管理が大変なわりに利用する環境がないと感じているのだ。環境やインフラは一朝一夕に改善できるものではないけれど、環境が整わなければいくらいいクルーザーを造ったところで購入には結び付きにくいというのは仕方ない。
また、船酔いを理由とする意見も目立った。クルーザーに欲しいと思う機能でも船酔いを防止する仕組みを求める声があったことを考えると、環境整備を進めていく一方で、船酔いしにくい仕組みを作っていくこともとても大切。中にはハル(船体)に特別なアルミを使用することで揺れを低減しているクルーザーもある。このような対策が船酔い防止の指標として標準化されることが必要なのかもしれない。